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映画『ジョーカー』解釈が分かれそうな3ポイントのまとめと、個人的なその解釈

こんにちは、始条 明(@AkiraShijo)です。

 

試写で観て こりゃえらいことになるぞ〜!!!と確信した映画『ジョーカー』

 

ネタバレを避けすぎた限界オタクによる初見の感想はこの一文だけ。こんな奴を試写に呼ぶな(ありがとうございました)

 

DCコミックスのヒーロー・バットマン最大のライバルであるジョーカーを主役に据えた映画で、他のDC原作ユニバース作品との繋がりはナシ。

これまでも何人もの俳優によって・さまざまな媒体で演じられてきたジョーカー。中でもクリストファー・ノーランによる前シリーズの二作目『ダークナイト』で故ヒース・レジャーが演じ抜いたジョーカー像が強すぎて『ダークナイト ライジング』の上映時にはアメリカで乱射事件が発生したりするなど、強烈な爪痕を残すキャラクターです。

 

公開から約一ヶ月が経過した現在、公開当時の爆発的な大ヒットは落ち着きつつもまだまだ健闘中。世界興収はR指定映画での最高額を更新、日本でも興収30億を突破。スッゲ。

 

感想はTwitter(というかふせったー。便利。全オタク使ってくれ)でさんざん書いたので、ブログに残しておくために再構成して以下にまとめておこうかなと。言わずもがなバリバリの私見なので、メチャメチャトンチンカンなこと書いてる可能性もあります。ご容赦ください。

 

Joker (Original Motion Picture Soundtrack)

Joker (Original Motion Picture Soundtrack)

  • Hildur Gudnadottir
  • サウンドトラック
  • ¥1200

サントラも超良かった

 

 

 

 

〜〜以下『ジョーカー』のネタバレを含みます〜〜

 

 

まさか当たるとは

 

初日0時からの初回、丸の内ピカデリーに新オープンしたドルビーシネマにて友人と(僕は左)。「これが、本物の黒……(ドヤァ……)(ニチャア……)」好きすぎ

 

 

[2019/10/6 14:27のツイート]

ジョーカー、メチャメチャ重く捉えちゃう人もいるんだろうし それはそれで大いにこの映画を楽しんでていいことだと思うんだけど 僕はもう いや〜いい映画だったなあ!!!って楽しむ方向ですかね……

それが恵まれてる(アーサーほど追い詰められてもいない、というか 追い詰められかけたけど這い上がれた)僕がこの映画に向けることができる目であり かつこの映画をそういう目で見ることが僕の責任でもあると思うので…… (劇中でチャップリンの映画を笑ってた金持ち顔で)

[2019/10/7 0:38のツイート]

ジョーカー、本編で解釈が分かれそうなポイントを3つに絞ってまとめてみた ココの捉え方によって割とこの映画の印象が変わってくるんじゃあないかな?意見求む→

 

アーサーは"ジョーカー"なのか?
(アーサー自身が(我々の知るような)ジョーカーになるのか、彼に影響された誰かの中からいずれジョーカーが現れるのか?)

②アーサーはジョーカーへと変わった(誰もがジョーカーとなり得る)のか、
あるいはもともとアーサーの中にいたジョーカーが出てきた(アーサーだからこそジョーカーになった)のか?

ラストシーンの時系列はいつか?


〜以下、自分的解釈〜


YES アーサーこそがあの世界におけるジョーカーである

アレはああいうバージョンのジョーカーってことでいいんじゃあないかな……?バットマンの誕生も予感してるし。あのまま犯罪王子として讃えられながら それでも退屈を感じるようになり……20年後くらいに待ちに待った宿敵が現れて大興奮!みたいな。見てえ〜〜〜〜〜〜それ………………ジョーカーってぶっちゃけ年齢不詳だし。

でもコレに関してはどっちの解釈でも全然アリだと思うッ マジで

 

〜ここからは便宜的に殺人ピエロモードを"ジョーカー"と呼称することにする〜

 

後者 アーサーだからこそジョーカーになれたのだと思う

承認欲求、怨恨、暴力性などなど(これら自体は誰もが持ち得ると思う)を溜め込んでるのは序盤から示されてたけど、それが最初に発散されるリーマン射殺シーンを含め ストレスや緊張に晒されると笑ってしまうアーサーが……人を殺す時には全然笑っていない!さらに言うと 事務員にはスカッとしたとすら語ってるし。"普通のいい人"だったってんなら多少は引きずるモンなんじゃあないかな……

補足:アーサーにはジョーカーとなる素質……誰もが持ち得る負の感情と、それを躊躇いなく、なんなら楽しみながら発散させてしまえる能力……があり(それはアーサーのみが持っていたものでもあり)、環境によってアーサーとしての仮面が剥がれ落ちてしまった、ジョーカーが現れてしまった……と解釈しています。

 

❸まず ラストの病院シーンで描かれたものをざっくり。
・白い壁の病院 精神科?

・アーサーはある部屋に拘束されている

・髪の色は黒、ヒゲが伸びている

・カウンセラーの女性と話している

・アーサー、苦しそうな笑い

・「何がおかしいの?」カウンセラーはアーサーの笑い病を知らない?煽ってるだけ?

・射殺されたウェイン夫妻と一人残されたブルースの情景がカットイン

・アーサーが常人には理解できないジョークを思いつく

・アーサー、That's life(それが人生)を歌う

・アーサーが部屋を出る 足跡には血がベッタリ 女性のもの?(殺害?暴行?)アーサー自身のもの?(自傷だとしたら静止されるか?)

・アーサー、職員に追いかけ回される

 

このシーンの解釈について 思いついたものをざっくり3つ。

1.時系列はそのまま本編後。アーカム精神病院にブチ込まれたけどいつか出てくる

※まあ 普通に素直な解釈

※心から笑えるようになったアーサーがまた苦しそうに笑っている?など 疑問も残る

2.実は本編前の出来事。ヤツは最初から悪だった

※冒頭のカウンセラーとの会話の中、頭を打ちつけていた回想シーンと髪型・髪色・患者衣が同じ

※あの後「どうして監禁されたかわかる?」って言われてはぐらかしたアーサーを見たカウンセラーがなんか手元に書くのが一瞬映るよね?一時停止したい

※となると笑い病はこの後に診断された?

※カットインはあくまで未来のイメージで、本編の事件が全部計画だったワケではない……とか

3.あのシーンだけが現実で本編は全部妄想(あるいはアーサーによる口伝)

※個人的にはなんかヤだけどあり得なくはないかなと……

※"ウソかホントかわかんない身の上話"ってのも ジョーカーを構成する要素として大きいもんね

 

❷でもともと悪いヤツだったってするなら 本編前って説もアリかも?でも普通に時系列通りかなあ?ここは割と迷うところ。

 

 

[2019/10/7 0:55のツイート]

ジョーカー、ちょっと確認したい点がひとつあるんだけど 冒頭のバスのシーンでアーサーが笑わせてた黒人少年、ラストのカットでもいた?もしかして消えてた?角度的に見えなかっただけ?

[2019/10/15 12:16のツイート]

ジョーカー、冒頭のバス少年について確認してきた……よく見ると母親の側に倒れ込む(つまりヒザ枕の姿勢に移行する)髪の毛が、肩越しにアーサーを見てる母親のアップ画面の下端にちょっとだけ映ってる。で 次のカットだと前の席に隠れて完全に見えなくなってる……って感じ。ただホントにメチャメチャ端っこなんだよな……もしかしてIMAX画角でしか見えなかったりする?のかも?

[2019/10/7 14:08のツイート]

そういえばジョーカー、ウェイン一家が観てた映画は1981年版の怪傑ゾロ『Zorro, the Gay Blade』でしたね 時代設定に合わせたのかな……?

(ゾロの看板が出た瞬間 ヤッターーーバットマン誕生だ!!!!!って大興奮してたアホより)

[2019/10/8 0:15のツイート]

ジョーカー、母子家庭(しかも母親は精神病院に収容されてた)だったチャップリンとも対比されてるよね。
同じような環境に身を置かれても大スターになったチャップリンと ああなっちゃったアーサー やっぱり環境のせいじゃなく生まれついての悪性がジョーカーを産んだのでは?……って邪推は やりすぎかしら

[2019/10/8 10:45のツイート]

ジョーカー、そもそも「コメディアンになって人を笑わせたい」ってのもアレちょっと違うでしょ 正確には"人を笑わせてホメられちゃうボク"っていうアイデンティティを確立しようとしてるだけで 100%自分のためなんじゃないですかね……

 

〜〜〜〜

 

良くも悪くもすげえパワーのある映画なので、観た人それぞれによって本当に解釈も違うし みんなに何かしらの余韻を残すんじゃあないかな……という印象でした。願わくば変にこじらせちゃって凶行に走るバカが出ないといいですね(これまた僕個人の解釈ですが、あの映画の中でアーサーにあてられて街で暴れてる人って 一番マヌケな存在に描かれてたと思います)

あと"アメコミ映画の枠を超えた!"って謳い文句もよく見ますが むしろアメコミ映画ファンは「どうだ!アメコミ映画はここまでやれるんだぜ!!」って誇ってほしいな。賞レースもガンバってほしい……!

ジョーカーがんばえー!アイリッシュマンにまけるなー!(ヒーロー名ではない)

 

吹替版……はディスクには収録されるのかな?そっちも楽しみです。誰になるんだろ。ジョーカーを吹き替えてる方もまたそれぞれ違った魅力があって……藤原啓治さん(ダークナイトとかゲームとか)とか大塚芳忠さん(ダークナイトの地上波版)、子安武人さん(スースク、レゴ)、高木渉さん(ニンジャ)、あともちろん故・青野武さん(アニメ版)とかとかとかとか。ただアーサーはまたコレ どなたとも違った感じだったかなあ。安原義人さんとかどうかな?Twitterで募った案の森田順平さんとか中尾隆聖さんとかも面白いかも。ウフフ。言うだけタダ。

 

P.S. 「銃を持ったピエロがいるか!?」とか「"カード"を持ち歩いてるそうだが……」とか ファンが一瞬ドキッとするような細かい目配せが利いてるのも好きでした。胸のイタズラフラワーとかも。続篇とかやるなら20年後とかがいいな。老ジョーカーvsデビューしたてのバットマン。見てえ〜〜〜〜〜〜 見たくない?

あと今月末に東京・中野で『ジョーカー』を語る会……っていうか普通の飲み会やります。どなたもフラッと遊びに来てね。

 

 それではこの曲でお別れしましょう。フランク・シナトラは最高。

That's Life

That's Life

  • フランク・シナトラ
  • ヴォーカルポップ
  • ¥250
  • provided courtesy of iTunes